"ビジュアルデザイン"を分解していくと、以下の要素に分類できます。Webデザインもまた例外ではありません。
色が人の心理に与える影響には、ある程度の傾向があります。育ってきた環境や慣習によって個人差はありますが、色の効果の一つとして知っておくと有効な色選びの判断材料となります。
たとえば、ゴシック体は力強く、明朝体はやわらかで上品な印象を与えます。さらに、同じフォントでもウェイト(文字の太さ)や色を変えることにより、与えるイメージを変えることができますが、あまりたくさんのフォント数・ウェイトを使うと散漫な印象を与えてしまいます。
Webでのデザインの場合はまずは標準フォント(デバイスフォント)を美しく見せるように工夫するところからスタートしましょう。
レイアウトとは、何をどこに配置するかを立案して決めることです。
Webの場合はレイアウトがある程度定形なことが多く、たとえば、シングルカラムレイアウト(1カラム)/マルチカラムレイアウト(2,3カラム)に分類される事例が多く存在します。また近年ではPinterestのようなカード型や、ブロークングリッドと呼ばれる手法も流行しています。
中身が重要なのは言うまでもありません。写真やイラストなどのビジュアルについても同じことが言えます。
たとえばビジュアル同士のカラーバランスが統一できていなかったり、イラストのタッチが異なっていたり、画像のトリミングが変だとそれだけでブランドイメージを残ってしまいます。こうしたバランス調整もウェブデザイナーの重要な仕事です。
ウェブは「可変」であることを意識する必要があります。ユーザー側のあらゆる環境に左右されるので、デザイナーが自席で見ているモニタだけを基準として文字を扱ってしまうと、却って可読性が損なわれることもあります。
一方でWebフォントをはじめとした技術の発展やモニタの高解像度化など、文字の表現に関しては様々な手法・表現が活用できるようになってきました。
特に指定がない場合に表示されるフォントは、いずれもゴシック体です。明朝体は印刷物で利用すると読みやすくて情趣ある美しいフォントも多い一方で、細くて小さいサイズの明朝体を解像度の低いスクリーンで見ると、細い部分がかすれたように表示され、読みづらく感じられることがあります。
それに対してゴシック体は、線がほぼ均一なので読みやすさが解像度に左右されにくいという特徴があります。そのためアンチエイリアス処理の無い低解像度のディスプレイが多数を占めていた時代から、多くのWebサイトで用いられていたため、今日でもたくさんのWebサイトがゴシック体を採用しています。
文字の間隔を指定するプロパティ。px(ピクセル)やpt(ポイント)といった絶対値のほかに、基準のフォントサイズを1としたemやremを指定することができる。また、マイナスの値をつけることも可能。
OpenTypeフォントが持っているプロポーショナルメトリクスを有効にして、文字詰めができるプロパティ。さまざまな値が指定できる。たとえば、約物(句読点や中黒、カギカッコ)などが自動で詰まったり、欧文フォントの場合、合字やスワッシュの表示を切り替えられる。プロポーショナルメトリクスを持たないフォントでは無効。
縦書きと横書きを切り替えるプロパティ。値にvertical-rlを設定することで縦書きかつ右から左に流れる組みとなる。text-orientationプロティを併用することで、文字の向きをコントロールすることも可能。